結婚後、ある日突然、配偶者に借金があることが発覚したら、大きなショックを受けることでしょう。
借金が発覚するきっかけは、例えばカードの明細書や督促状などをたまたま見つけてしまったり、配偶者の収入に見合わない派手な生活に、不審に思って問いただして発覚したり、と様々です。
事実を知った配偶者は離婚が頭をよぎったり、今後の生活の不安で頭がいっぱいになってしまうかもしれません。その前にまず、夫婦で配偶者の借金問題を乗り切るために、確認すべきポイントを説明します。
(1)配偶者がなぜ借金をしたのか、その理由を確認しましょう。
給料の減少による生活費の不足で、配偶者や子どもに心配をかけたく無かった、など家族のことを思いやったことで作ってしまった借金であれば、配偶者と協力して今後の事を考えていくことになるでしょう。しかし、原因がギャンブルなどの依存性があるものの場合には、借金問題だけでなく、その借金の原因に対してどう対処していくか、場合によっては治療も必要になってきます。
(2)具体的な借金の金額を確認しましょう。
現在の収入に対して、夫婦で協力して返済できそうな金額なのか、あるいは債務整理をしなければ返済が難しい金額なのか、によって対処法がかわってきます。
(3)借入先を確認しましょう。
借入先が複数あるのか、消費者金融や、カードローンだけでなく、違法な金利を設定している闇金でないかも確認しましょう。利息だけでも、相当な額になっている可能性があります。
(4)担保付きの借金をしているかどうか。
担保設定をしていると、多額の借り入れが可能となります。担保付きの借金であれば、借金の返済ができなくなった場合に、お金の代わりに、担保設定されていた自宅や車を受け渡さなくてはなりません。その場合は、家族の生活に大きな影響を及ぼしてしまいます。
また借金に保証人がいた場合、借金をした本人が返済をできなくなった際に、保証人はその本人の代わりに、借金を返済しなくてはなりません。保証人にも、多大な迷惑をかける可能性があるので、確認しておきましょう。
以上のポイントをおさえて、まずは正しく現状を把握することから始めましょう。当事務所では無料相談を承っておりますので、借金でお困りの際は一度ご相談いただければと思います。
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